ケアに必要なもの 

ツボの見つけ方

身体の力を抜きリラックスしてください。写真でツボの位置を確認したら、そのあたりを人差し指の指腹でやさしくなでてみましょう。凹んだり力なく感じるところ、反対に盛りあがったり硬くなっているところがあればそこを押してみます。痛かったり気持ちよかったりずーんと響く感じがしたり、何かしらの反応があれば、そこがあなたのツボです。

セルフケアの方法

 

①爪楊枝を使う場合

1本の爪楊枝の先または裏を使ってもいいですが、10~15本くらいを輪ゴムでまとめて使うと刺激が和らぎます。頭皮などをまんべんなく刺激したい場合は30~40本まとめると便利です。爪楊枝の数が多いほどツボに当たる面積が広がり、やさしい刺激になります

痛ければ効くというものではありません。出血したり皮膚を傷めたりしないように気をつけて、自分にぴったりの心地よい刺激を探してみてください。皮膚にはやわらかい部分と硬い部分があります。ツボによって感じ方が異なるので、ツボに合わせて使い分けるのもいいでしょう。

爪楊枝を使うのに抵抗がある方は、てい鍼という刺さない鍼がおすすめです。いろいろな形状がありますが、爪楊枝のような細い棒状のものをツボライフでは想定しています。てい鍼は、鍼灸師が小児の治療に使うものですが、大人でも鍼の刺激に敏感な方や抵抗感のある方の治療に用いられます。ローラー型イチョウ型もあり、体内に刺入しないものなのでAmazonでも購入できます。

②円皮鍼を使用する場合

円皮鍼はAmazonなどの通販サイトでも売っていますが、鍼は医師(または医師の指示のあった者)か鍼灸師でなければ使用してはいけないことになっています。ですが、セイリンのパイオネックスゼロ(写真)という商品は、鍼の代わりにステンレスの突起が使用されているため一般の人でも気軽に購入して使うことができます。

鍼灸学校時代にパイオネックスゼロと極小さい鍼が付いている通常のパイオネックス(円皮鍼)のどちらが効果的かという実験を行なったとき、ゼロが効いたという人もいれば通常版が効くという人もいてバラバラでした。当然ですが、人によって必要な刺激量は異なります。もし、米粒やビーズ、パイオネックスゼロの刺激では効かないと感じる場合は、鍼灸院などで通常のパイオネックスを試してみるのもいいかもしれません。

円皮鍼(米粒、ビーズなどを含む)を貼った場合は、1週間以内に剥がしましょう。かゆみなどの違和感があればすぐに剥がします。

③お灸を使用する場合

このサイトでセルフケア用に紹介しているお灸は、ご家庭で使用するのに一番便利な台座灸というタイプを前提としています。

これは紙パルプでできた台座の上にもぐさが載っているもので、もぐさが直接肌には触れないようになっています。台座の下のシールを剥がしてもぐさに火を点け、ツボの上にしっかり貼り付けます。

もぐさの質や量によってたくさんの製品が用意されています。わたしが愛用しているのは、せんねん灸の竹生島。せんねん灸の定番商品で薬局でも取り扱いがあります。お灸初心者で肌が弱い方は、もっとも温熱の弱いレインボーから始めてみるといいかもしれません。

お灸が熱いと感じたらまだもぐさが燃えている途中でもすぐに取り除きます。我慢してお灸を続けていると、直接肌に触れていなくても水ぶくれになってしまうことがありますので注意が必要です。

小さなお子様がいらっしゃるご家庭など、火気の取り扱いに慎重を要する場合は、火を使わず長時間貼ったままにするカイロタイプのお灸もよいでしょう。また、もぐさを太い棒状にして輻射熱で温める棒灸という商品もあります。いずれもAmazonで購入できます。

④カッサを使用する場合

カッサは100円ショップでも入手できます。手頃なプラスチック製からローズクォーツや翡翠(ひすい)などの天然石までいろいろな種類があります。形状もさまざまですので、自分の使いやすいものを選びましょう。

マッサージする際にはひび割れや欠けがないか確認し、力を入れすぎたり、一度にやりすぎないようにします。肌の弱い人や肌のコンディションがよくないときは使用しません。

⑤マッサージ(指圧)を行なう場合

ツボを指で押すときは、ゆっくり力を入れながら心地いいところで5秒ほどとどまり、またゆっくりと戻します。同じツボを押すのは長くて1分程度1日に2〜3回行なうとよいでしょう。強く押したり長時間やったからといって効果が出るわけではありませんので、一度にやりすぎないようにしましょう。

⑥ストレッチを行なう場合

身体の柔軟性は人それぞれです。無理はせず、自分が心地よいと感じる場所をみつけてその状態を維持します。必要に応じて、クッションなどを用いてもよいでしょう。ポーズを維持している間は呼吸に意識を向けるようにします。

セルフケアグッズ紹介

①パイオネックスゼロ

セイリンから発売されているパイオネックスゼロは通常の円皮鍼とは異なり、鍼の代わりにステンレスの突起がついているので、だれでも気軽に購入できます。

②せんねん灸

セネファのせんねん灸は薬局でも買える台座灸です。「せんねん灸オフ竹生島」は温度設定が低めで初心者向け。もっと低温の「せんねん灸レインボー」などもあります。

③棒灸

棒の先に火を点け、反対側を手で持ち、肌に近づけて輻射熱によりツボを温めます。心地よい温度でじんわりと身体の芯まで温めるお灸です。

④カイロタイプのお灸

火を使わずに貼るだけでのお灸。やさしい温熱効果で身体をじんわりと温めます。匂いもありませんので、仕事中や外出中でも付けたままで大丈夫です。

⑤カッサ

形状や素材はいろいろですが、湾曲部や凹凸があると身体の各部にフィットしやすくなります。プラスチック製は割れにくく、天然石はひんやりとした感触があります。

⑥てい鍼(細長型)

爪楊枝刺激の代わりに使える刺さない鍼です。爪の生え際の両角など、ピンポイントに刺激したい場合におすすめです。同じような形状でもっと太いものもあります。

⑦てい鍼(いちょう型)

先が尖っているほうは爪楊枝でやるようなツンツン刺激に使います。幅の広いほう(約2cm)はカッサのように身体をこするのに使います。小児用なので小さめです。

⑧てい鍼(ローラー型)

小児鍼として使われているてい鍼の一種です。ローラー部分についている突起により肌を刺激します。幅は2cm強。カッサの代わりにも使えます。