心火亢盛(しんかこうせい)

体内に熱がこもったタイプ

心火亢盛(しんかこうせい)とは、身体の中で強くなりすぎた熱が心の機能を失調させている状態です。身体に熱がこもっているので、暑がりで、顔が赤みを帯びたり、よくのどが渇いたりします。

過剰な熱のせいで話し方が荒々しくなったり、呼吸が荒くなったりすることもあります。寝つきが悪く、不眠に悩まされるのも特徴のひとつです。

身体が熱を持っているかどうかは、舌を見ればわかります。鏡の前で舌を出してみましょう。

心火亢盛の場合、とくに舌の先端部分の赤みが強くなります。舌の表面に小さな赤い斑点が見える場合もあるでしょう。尿の色が濃くなったり、脈が早くなることもあります。

当てはまることがあれば、ツボを刺激して早めに身体の熱を冷ましましょう。

​●あなたに合ったツボ

①曲池(きょくち)

肘を曲げたときにできるシワの端と肘の外側にある骨の中点。ちょっと凹んでいるところ。親指で円を描くようにマッサージします。身体の熱をとります。

②少府(しょうふ)
 

手のひら。薬指と小指の間をなぞって最初に凹んだところ。溝の間に親指を入れ上下に動かしてマッサージします。心熱を冷まします。

③心包経(しんぽうけい)

手のひらを上に向けた状態で肩の前面から手首に向けて、カッサ(凹部)でマッサージします。気持ちがリラックスします。

​●ワンポイントアドバイス

ひとまず飲酒と脂っこい食事は控えましょう

体内の熱をとるにはぐっすり眠るのが一番ですが、身体に熱がこもると入眠しづらく、よく眠れないと体内に熱が発生しやすくなり悪循環に陥ります。

その連鎖を断つために大切なのが食事です。

飲酒や脂肪分の多い食事は身体に熱をためやすいのでできるだけ控えます。代わりに身体を冷やすゴーヤやきゅうり、なす、セロリなどの野菜を積極的に摂るようにしましょう。

飲み物は夏は麦茶、冬は緑茶がおすすめ。

どちらも利尿効果があり身体の熱を尿から排出してくれます。

ストレスをためないことも大切です。

ウォーキングやジョギング、スポーツで軽く汗をかくのもよいでしょう。汗と一緒に熱が身体の外へと消えていきます。