肝陽上亢(かんようじょうこう)

体内の陰陽バランスが崩れ陽が過剰なタイプ

白と黒の勾玉(まがたま)を組み合わせた太極図をご覧になったことがあると思います。

たとえば明と暗、男と女のように自然界は対称的な2つのものの組み合わせでできている、それが「陰陽(いんよう)」の考え方です。

肝陽上亢(かんようじょうこう)とは、この陰陽バランスが崩れ、陰が減って陽が余った状態です。余った陽は熱を持ち、温かい空気と同じく上へ向かいます。ですから、頭痛や耳鳴り、目の充血といった頭・顔面部に症状が多く出ます。

症状が進行すると高血圧にもつながりますので、ツボを刺激して、正常な陰陽バランスを早めに取り戻しましょう。

​●あなたに合ったツボ

①太衝(たいしょう)

足の親指と人差し指のみずかきから足関節に向けてなぞって指が止まるところ。爪楊枝の先でツンツン刺激します。溝の間に親指を入れ上下に動かしてマッサージしてもよいです。気のめぐりをよくします。

②太溪(たいけい)
 

内くるぶしとアキレス腱の間の凹んだところ。親指でやさしく押して気持ちのいいところで5秒くらいとめ、ゆっくり戻します。指で押してみてとくに痛みを感じる部分に米粒を載せ、医療用テープで留めてもいいです。陰液(体内の潤い成分)を増やします。

③腎経(じんけい)

足底の真ん中から土踏まずのあたりをカッサの凸部で、内くるぶしの後ろからアキレス腱の前を通り膝下までをカッサの凹部でマッサージします。体内の陰液を増やします。

​●ワンポイントアドバイス

夜ぐっすり眠るためにできることを始めましょう

ストレス状態に陥ると、身体はなんとかこのストレスを乗り切ろうと頑張ります。

しかし、ストレス状態が長引くと、だんだん頑張れなくなってきます。

身体からのサインを見逃さず、本当に疲弊しきってしまう前にゆっくり休みましょう。

イライラやせっかちも身体からのサインです。

無理をせず、目を閉じてリラックスする時間を持ってください。

陰液を増やすには、ぐっすり眠ることが一番です。

夕食はなるべく控えめにして、寝る3時間前には食べ終えます。深酒もよくありません。

お風呂のお湯はぬるめにして長く入らないようにしましょう。

お風呂で温まった身体が少し冷え、お腹がちょっと空いてきた頃に就寝すると入眠しやすく、ぐっすり眠れます。

毎朝同じ時間に起き、しっかり朝日を浴びることも重要です。