肝火上炎(かんかじょうえん)

滞った気が熱を持ったタイプ

肝火上炎(かんかじょうえん)とは、身体の中の気が滞り、それが長く続いたせいで熱を持った状態です。

温かい空気が上にのぼるように身体の中の熱も上へ行きますから、頭部や顔面部に症状が出やすくなります。

たとえば、顔が赤くなったり、目が充血したり、のどが渇いたり。また、頭痛や咳、不眠の原因にもなります。

ツボを刺激して熱を冷ましていきましょう。

身体の中にどれくらい熱を持っているかチェックするには、舌を見るのが一番です。鏡の前であまり力を入れずに舌を出してみてください。

淡いピンク色が理想ですが、肝火上炎の場合、とくに左右の舌辺の赤みが強くなってきます。

​●あなたに合ったツボ

①曲池(きょくち)

肘を曲げたときにできるシワの端と肘の外側にある骨の中点。ちょっと凹んでいるところ。親指で円を描くようにマッサージします。体の熱をとります。

②行間(こうかん)
 

足の親指と人差し指の間のみずかきのすぐ後ろ。溝の間に親指を入れ上下に動かしてマッサージします。気のめぐりをよくします。

③心包経(しんぽうけい)

手のひらを上に向けた状態で肩の前面から手首に向けて、カッサ(凹部)でマッサージします。気持ちがリラックスします。

​●ワンポイントアドバイス

心も身体もスーッとすっきりさせてあげましょう

何か思い通りにいかないことがあり、そのせいで不満や怒りを溜め込んではいませんか? 

そんなときは湯船にハッカ油を数滴たらして入浴すると、鼻腔に爽やかな空気が広がり、体表もスースーとして熱が取れ、身体の内も外もひんやりします。

大声を出して、ストレスを発散してみるのもおすすめです。たとえば、ひとりカラオケ。1時間、いいえたった30分でも歌い続けるとかなりスッキリします。

お風呂場で歌うのもいいですね。怒りや不満から開放されれば、自ずと身体の熱も冷め、症状も改善されるでしょう。

気のめぐりをよくするミントや山椒などのハーブやスパイス類を食生活に取り入れるのもおすすめです。

レモンや梅など酸味のあるものをいつもバッグに忍ばせておいて、疲れやイライラを感じるときにはさっと口に入れ、溜め込まないうちに心も身体もリフレッシュさせましょう。