肝鬱気滞(かんうつきたい)

ストレス過剰で気血のめぐりが悪いタイプ

肝鬱気滞(かんうつきたい)とは、身体の中の気が滞りめぐりが悪くなっている状態を表します。

余計なガスが溜まって身体の正常な働きを邪魔しているようなイメージです。お腹が張ったように感じるのも、ゲップやおならをすると楽になるのもそのせいです。

肝鬱気滞は消化器系に影響を与えやすいので、胃痛や胸焼けがしたり、下痢をしてしまうこともあります。

また、肝は精神や情緒と関わりが深いのでイライラが抑えられず怒りっぽくなったり、逆に気分が落ち込みやすくなることもあります。

ツボを刺激して早めに改善しましょう。

​●あなたに合ったツボ

①太衝(たいしょう)

足の親指と人差し指のみずかきから足関節に向けてなぞって指が止まるところ。爪楊枝の先でツンツン刺激します。溝の間に親指を入れ上下に動かしてマッサージしてもよいです。気のめぐりをよくします。

②内関(ないかん)
 

手首の内側のしわから指3本分(親指と小指をのぞく)上がった高さで、真ん中を走る太い腱の下。腱の内側から腱の下に向けて親指をゆっくり押し込むようにして5秒ほど止めゆっくり戻します。とくに痛みを感じる部分に米粒を載せ、医療用テープで留めてもいいです。気のめぐりをよくします。

③心包経(しんぽうけい)

手のひらを上に向けた状態で肩の前面から手首に向けて、カッサ(凹部)でマッサージします。気持ちがリラックスします。

​●ワンポイントアドバイス

何よりもストレスを減らすことが大切です

東洋医学では、ストレスが過剰になると気が滞りやすくなると考えます。気がめぐらないと血もめぐりません。

とくに女性は月経前に下腹部や乳房が張ったり、イライラしやすくなる人がいます。いわゆるPMS(月経前症候群)と呼ばれる症状ですが、これも気のめぐりが悪くなって起こります。

どうもすっきりしないなと思ったら、湯船にハッカ油(ミントの精油)を数滴たらしたおお風呂に入ってみましょう。鼻孔がスーッとした香りで満たされ気持ちがリラックスします。

ハッカ飴などをバッグに常備しておくのもいいでしょう。

櫛で髪をとかすだけでも気のめぐりがよくなります。

ゆったりめのヨガやストレッチで気持ちよく筋肉を伸ばしてみるのもおすすめ。

もし時間がないようなら就寝前に仰向けになって腹式呼吸をしてみてください。おへそを上下させるように意識して、横隔膜をできるだけ下に引き下げて空気を送り込み、口をすぼめてゆっくり吐き出します。これを5分間繰り返しましょう。副交感神経が優位になるので入眠効果もあります。

お腹が張りやすい人は、豆類やイモ類の食べ過ぎに注意しましょう。

血流を促す作用のある酢タマネギは常備菜としておすすめです。