東洋医学では、寝つきが悪いのは、身体の中に熱がこもっているせいだと考えます。熱は自然と上へいきますから、熱を下におろすツボを刺激していきましょう。さらに爪の生え際をマッサージすると、自立神経が整い入眠しやすくなります。不眠の特効穴へのお灸も効果的です。
①太衝(たいしょう)
足の親指と人差し指のみずかきから足関節に向けてなぞって指が止まるところ。爪楊枝の先でツンツン刺激します。溝の間に親指を入れ上下に動かしてマッサージしてもいいです。体の上部に上がった熱を下におろします。
②風池(ふうち)
後頭部の真ん中にある凹みを確認し、その横にある太い筋肉を隔てた外側の凹み。10~15本程度の爪楊枝を輪ゴムでまとめ、ツンツン刺激します。親指または人差し指で円を描くようにマッサージしてもいいです。不眠に効きます。
③失眠(しつみん)
かかとの真ん中。ここにお灸をします。不眠の特効穴です。



④爪のマッサージ
親指と人差し指の第一関節あたりで爪の生え際をもみます。就寝前に各指10秒ほど行ないましょう。自律神経が整い眠気が訪れます。