季節ごとにセルフケアの見直しを

最終更新: 6日前


長引いたヒノキ花粉も終わり、春の花粉シーズンも一段落。紫、水色、ピンク、白、いろんな色のあじさいが咲き乱れ、通りなれたいつもの道もなんだか華やいで見えます。でもここ最近は急激に気温が上がってきて花々を楽しむ余裕もなくなるほど自律神経もまいっている感じ。環境に適応していくのもなかなか大変ですよね。



梅雨は湿邪に注意


東洋医学では自然界の正常な気候変動を風・寒・暑・湿・燥・熱(火)ととらえ、これを六気(ろっき)と呼びます。この六気の過多あるいは不足などにより病気の原因となるものを六淫(ろくいん)と呼び、風邪・寒邪・暑邪・湿邪・燥邪・熱(火)邪の6つの外邪のことを指します。

春は風邪(ふうじゃ)にもっとも注意が必要でした。

風は体内の気を持ち上げるため、春は頭部に症状が出やすくなります。

たとえば、頭痛、肩こり、咳、不眠、肌荒れ、目の充血など。


そして長い花粉シーズンが終わるころにやってくるのが、梅雨です。

もう梅雨入りしているところもありますが、梅雨入り前のところでもだいぶ湿度が上がってきましたよね。

この梅雨の時期にもっとも注意が必要な外邪は、そう湿邪(しつじゃ)です。

湿邪は、消化器系に作用することが多く、食欲不振や下痢などの症状があらわれやすくなります。本格的な夏になり気温が上がってくるとさらに暑邪(しょじゃ)も加わり、口渇、多汗、倦怠感、だるさなども見られます。いわゆる夏バテですね。



季節に合わせた養生を

ここであらためて覚えておきたいのは、東洋医学の養生とは、大前提として、季節に合わせて行なうものだということです。


秋から春にかけてのの時期が過ぎ、これからは真逆の湿がやってきます。

もしかしたら、いままでやっていたセルフケアがなんだか最近効果がないなと感じていらっしゃる方もいるかもしれません。

それは環境の変化によってカラダも変わっているからです。

食欲がない

朝すっきり起きられない

日中も眠気がとれない

下痢をしがち

肌の調子がいまいち

関節に痛みが出てきた

とにかくだるい

などなにか変化があれば、今まで行なっていたセルフケアを見直してみましょう。


とくに食生活の見直しは大切です。


この時期、冷たいものの食べすぎや薄着でお腹を冷やのはよくありませんが、カラダを温めすぎるのもよくありません。利尿作用がありカラダの熱を逃がす夏野菜など旬のものを積極的に取り入れたいですね。


肌の調子がいまいちなら、洗顔や洗髪のし方、洗う頻度、スキンケア、それからマスクの素材などいつも当たり前にやっていること、使っているものを見直してみることも大切。 また、サプリメントや漢方薬も合わないな、効いていないなと思ったら、なるべく早く医師や薬剤師に相談しましょう。


お灸やマッサージのセルフケアを行なっている方なら、季節に合わせてより効果的なツボに変えるのもいいでしょう。


梅雨から夏にかけては、カラダに湿をためないことが大切です。


たとえば、利尿作用のあるハト麦茶に変えてみるとか、なるべくこまめに部屋の換気をしたりエアコンを利用して湿度の上がり過ぎに注意するとか、洗濯物を部屋干ししたようなジメジメしたところに長く居ないとか、暖かく消化によいものを食べる、暴飲暴食はひかえるなど。

とくに日照時間の短い梅雨はうつ傾向になりやすいので、晴れ間が出たら積極的に外に出る、家でもできる運動をしてカラダを動かす、早寝早起きで生活リズムを整えることなどを意識していきましょう。



この時期おすすめのツボは?

ツボでは、足三里(あしさんり)へのお灸が効果的です。

胃腸の働きをよくして、疲れたカラダを元気にしてくれます。

お灸が合わないなと思ったら、ツボ押しでもOKです。



足三里(あしさんり)

膝のお皿の下から指4本分(親指をのぞく)の幅下の高さで外側に指をすべらせて凹んだところ。親指でやさしく押して気持ちのいいところで5秒くらいとめ、ゆっくり戻します。お灸をするのも効果的です。胃腸を丈夫にして気血を増やします。



季節の変わり目は、自分のカラダの声に耳を傾けることがとくに大切です。

自分に合った養生を取り入れて、梅雨を元気に乗り切りましょう!