12月に入って、少しずつ寒さが増してきた今日このごろ。今年は大寒波がきて例年より寒くなるとの予報も出ていますよね。冬は冷え性にはつらい季節。腰痛や膝痛などの慢性痛も冷えによる血流の悪化で憎悪することが多々あります。寒さが本格化する前にカラダを温め血流を良くして、寒い冬を乗り切れる元気なカラダをつくりましょう。

どうして女性は冷えやすいの? この記事を読んでくださっている人は圧倒的に女性が多いのではないでしょうか。
基本的に男性よりも女性のほうに冷え性が多いのはなぜでしょう?
それは筋肉量が違うからです。
男性のほうが圧倒的に筋肉量が多いため、熱を発生しやすく自然とカラダが温まりやすくなっているのです。
ですから、筋トレをして筋肉を増やしていくことは冷え性改善に直結します。
とはいえ、一朝一夕でできるようなことではないですし、痛みなどにより筋トレが難しい場合もあります。というわけで、カラダの中にある筋肉ではない部分の動きを活発にして熱を生み出していきましょう!
そう内臓です。内臓を元気にしてカラダに熱を産生させましょう。
内臓を刺激するにはお灸やマッサージによる効果が期待できます。
冷え性に効くツボ5選 以下に5つのツボをご紹介します。
すべて冷え性によいツボですが、それぞれ効能が異なりますので、ご自身に合いそうだなと思うツボからお試しください。
関元(かんげん)
おへその真下で、指4本分(親指をのぞく)の幅下ったところ。ここにお灸をします。胃腸を元気にして東洋医学でカラダを温めるとされる陽気(ようき)を回復させます。

湧泉(ゆうせん)
足の指を曲げたときにできる足裏の凹み。湧泉はカラダのエネルギーが湧くツボです。親指でやさしく押して気持ちのいいところで5秒くらいとめ、ゆっくり戻すを繰り返します。カッサ(凸部)を使ってマッサージしてもよいでしょう。ゴルフボールを踏んで刺激してもいいです。お灸も効果的です。全身の血流をよくします。

八髎穴(はちりょうけつ)
仙骨の窪みを上から上髎(じょうりょう)、次髎(じりょう)、中髎(ちゅうりょう)、下髎(げりょう)といい、この4つのツボ✕左右で八髎穴と呼びます。ここを温めると骨盤内が温まり、カラダ全体がポカポカしてきます。範囲が広いので、カイロや火を使わないお灸などを利用してじっくり温めましょう。とくに上から2番目の次髎を中心に温めてください。

三陰交(さんいんこう)
内くるぶしから指4本分(親指をのぞく)上がった高さで骨の際の凹んだところ。三陰交は、肝、脾、腎の3つの陰の経絡が交わるツボです。親指でやさしく押して気持ちのいいところで5秒くらいとめ、ゆっくり戻すを繰り返します。お灸をするのも効果的です。胃腸を丈夫にしてカラダを温めます。生理不順や更年期障害などにも効く女性にはとくにおすすめのツボです。

大椎(だいつい)
頭を前に傾し、人差し指で頚椎を下りていきもっとも隆起している骨の下の凹んだところ。そこをカイロや火を使わないお灸で温めましょう。陽気をカラダ全体に行きわたらせ、免疫力がアップし、風邪予防にも効果的です。
