子どもマッサージ・背中編


外出自粛により家族と家で過ごす時間がいつになく増えているという人が多いのではないでしょうか。我が家もそうです。いくら家族とはいえ、同じメンバーでずっと一緒にいるのはなかなか大変ですよね。「家族だから仲良くできる」なんて幻想です。家族で楽しくなによりリラックスして過ごすにはいろいろと工夫が必要です。


というわけで、今回はお子さんとのスキンシップもかねたマッサージをご紹介したいと思います。もちろんパートナーにやってあげても、やってもらってもOK。就寝前などにぜひお試しください。




推拿(すいな)とは、中国で古くから用いられている徒手療法で、現在では西洋医学理論も取り入れられながら中国の医療現場でさらなる発展を遂げています。今回はこの推拿の手技の中から捏法(ねっぽう)をご紹介します。

親指と人差し指の2本、または親指と人差し指、中指の3本を使って、尾てい骨の皮膚をつまんで持ち上げます。そして皮膚をつまんだまま、首のほうに向かって親指を推し進めていきます。そのとき前にある人差し指と中指は、つまんだ皮膚を離さないように親指側につま先を向けて前に進みます。

この手技を尾てい骨から首まで3回繰り返しましょう。4、5、6回目は、指を3回推し進めるごとに1回垂直方向へ引っ張ります。最後は3~5回ほど、やさしく手のひら全体で背中をなでて仕上げます。





脊柱のわきには臓腑につながるツボが並んでいるので、この手技をすることで内臓の調子がよくなります。とくに子どもの消化不良、下痢、便秘、栄養障害などの消化器系の治療に効果を発揮します。子どものカンの虫は消化不良による栄養障害が原因になっていることも多いので、夜泣きで困っている方もぜひ一度お試しください。

また、大人の不眠症や生理痛などにも効果がありますので、パートナー同士で施術しあってみるのもいいですよ。

大人の場合は最初かなり痛みを感じる人もいるでしょう。お子さんでも最初は痛みを感じる場合があるかもしれませんが、毎日やっているとまったく痛みを感じなくなります。むしろ気持ちよくて毎日「やって~」とリクエストがくるはずです。

皮膚をつまんで推し進める手技が難しいと感じる場合は、背中を手のひらでやさしくなでてあげるだけでも十分です。それだけでオキシトシンという幸せホルモンが出てきます。マッサージを受けている側だけでなく、マッサージをやっている側もです! どちらも幸せになれるマッサージをぜひこの機会にお試しください。