ツイッターを始めてからスマホを見る時間が圧倒的に長くなり、目の疲れや首肩のコリが気になるようになってきました。首肩コリはもはや現代病ですね。今回は首まわりの血流をよくしてコリを軽減する首のストレッチをご紹介します。

みなさんは毎日スマホをどれくらい見ていますか?
個人的にはスマホのほうがパソコンよりももっと目の疲れや首肩コリを引き起こすような気がします。文字が小さいこととスマホを見る姿勢が原因ではないかと。
スマホを見る姿勢はとくに後頚部に負荷をかけ、頭部の血流を阻害します。首まわりの血流の悪化は首肩コリだけではなく、頭痛や不眠にもつながります。
前々回まで、頭痛や不眠、肌あれなど、春から初夏にかけて出やすい症状の特効穴をご紹介してきました。そこでもこの首のストレッチに触れていますが、今回は写真付きでわかりやすくご説明したいと思います。
これからだんだんと暑くなってきますが、暑くなるとカラダが熱を持ちやすくなります。体内に発生した余分な熱(内熱)は上にのぼり、さまざまな症状を引き起こす要因となるため初夏から夏にかけても春に引き続き頭部の症状が出やすくなります。
首まわりの筋肉をほぐして血流を改善すると、気血のめぐりがよくなり、首肩コリにはもちろん、頭痛や不眠、肌あれといった頭部の症状にも効果的です。
ただし、頭痛の場合は注意が必要。
血流促進が効果的なのは、眼精疲労や運動不足などからくる緊張型頭痛の場合。
頭部の筋肉の持続的な緊張により首や肩がこって起こる頭痛です。
スマホの見すぎで頭が痛くなるようなときですね。
気温や気圧の変化などが引き金になる偏頭痛の場合は、血管の拡張によりむしろ痛みが増悪します。入浴やマッサージ、飲酒で悪化することがありますので、暗く静かな場所で安静に過ごしましょう。
日々のスマホ疲れに暑さも加わるこの時期を快適に過ごすために、さっそく首のストレッチを始めていきましょう。
①まず肩幅程度に足を開いてまっすぐ立ち、左肩をしっかり下げます。右手を左側の耳のあたりに置いて右腕の力を抜き腕の重みで頭部をゆっくり右側へ倒します。椅子に座ったままでもOKです。

②同様に反対側も行ないます。

③今度は、斜め45度くらいの方角を向いた状態で両手を組んで後頭部の左側に置き斜め右に首を倒していきます(①②とは違う筋肉が伸びているのを意識しながら)。

④同様に反対側も行ないます。

⑤最後に両手を組んで後頭部に添えて今度は前側に頭を傾けます。

それぞれ10〜15秒程度でOK。
スマホを見ているときやデスクワークなどで長時間同じ姿勢を続ける場合は、1時間に1回くらいを目安にやっておくといいでしょう。
首肩のコリが背中からきている人もいます。
背中のコリが気になる人は脊柱起立筋(背骨の両脇を縦に走っている筋肉)も一緒に伸ばしていきましょう。
下の写真のように座って背骨を曲げ、上述の首のストレッチを行なうと、背中の筋肉がスーッと伸びてくるのがわかります。

どんなストレッチも、いままさにどの筋肉が伸びているのか意識しながらやるとより効果がアップしますので、頭を空っぽにして、伸ばしている筋肉のことだけ考えながらやってみましょう!
頭部の血流が悪くなると、脳のパフォーマンスも落ちてきます。
頭をスッキリさせて仕事の効率を上げるためにもこまめに首のストレッチを取り入れいてみてはいかがでしょうか。