昨日、奄美地方が梅雨入りしましたね。
「春に出やすい・・・」と言い続けるのもさすがに無理が出てきましたので、今回でこのシリーズは最終回にしたいと思います。
最後にご紹介するのは、目の充血に効くツボです。

春は五臓の肝と関わりの深い季節。
目は肝経を通して血の滋養を受けているため肝の失調は目の症状として現れやすいのです。
秋から冬の乾燥する時期はドライアイが顕著ですが、春先は目の充血に注意が必要です。
といいますのも、春先はストレスなどで気が滞り、肝火(かんか)などの内熱(カラダの中の余分な熱)が発生しやすく目の充血が起こりやすくなります。
まずはカラダの熱を冷ますツボ、曲池(きょくち)を刺激しましょう。
曲池(きょくち)
肘を曲げたときにできるシワの端と肘の外側にある骨の中点。ちょっと凹んでいるところ。親指で円を描くようにマッサージします。体内の熱を冷まして肌のコンディションを調えます。

さらに、目のまわりの血流をよくするマッサージを軽く行ないます。
目のまわりのマッサージ
こめかみ、眉下の真ん中、眉頭、目頭と鼻骨の間、下まぶたの真ん中(正面を向いたときの眼球の下)を人差し指または中指でそれぞれ5秒ずつやさしく押して気持ちいいところで止め、ゆっくり戻します。
冷たいタオルにミントの精油を1滴たらして香りづけし、しばらく目の上にのせておくのもいいでしょう。
香りで気のめぐりがよくなり、患部を冷やすことで拡張しすぎた毛細血管が収縮します。
寝不足も目を充血させる大きな原因です。
春に起こりやすい不眠の特効ツボに関してはこちらの記事をご参照ください。
なお、目やにが異常に多い、かゆみや痛みがある、といった場合はウイルスや細菌に感染している可能性がありますので早めに眼科を受診しましょう。