前回は、咳や喉の痛みについて特効ツボをご紹介しました。
今回は、肩こりに効くツボをご紹介したいと思います。

春に限らず、肩こりでお悩みの方は多いですね。
肩こりは基本的に患部の血流が悪くなって起こります。
寒さでカラダが硬くなる冬も肩こりが悪化しやすい季節ではありますが、春は新しい環境がスタートする時期なので、その緊張やストレスによって血流が悪化しやすく、肩こりになりがち。
さらに、暖かくなったかと思えば急に冷え込んだりと寒暖差が激しく、それが自律神経を刺激して負荷をかけ、患部の血流が悪くなる原因となります。
精神面と身体面、ストレスのダブルパンチで肩こりが悪化しやすくなるんですね・・・
そんな肩こりを緩和するには血流改善が肝になります。
東洋医学では、患部の血流が悪くなるのは、そこを通る経絡の流れが悪くなっているせいだと考えます。そこで今回は、指先から腕、肩、首にかけて通っている太陽小腸経のツボ「後渓(こうけい)」を刺激して肩こりを軽減する方法をご紹介したいと思います。
後渓(こうけい)
小指の付け根にある骨のすぐ下の凹んだところ。手掌を上に向け、小指を四指で持ちながら親指で円を描くようにマッサージします。指で押してみてより痛みを感じる部分に米粒を載せ、医療用テープで留めてもいいです。患部の痛みをやわらげます。

肩の血流改善のためには、首を左右に傾けて首の横側を伸ばしたり、両手で後頭部押して前傾させ後頚部を伸ばしたりして首のストレッチをすることも有効です。
また腕のマッサージも血流をよくしてくれます。
いた気持ちいいところを少し念入りにやってみてください。
つらい肩こりが少しでも軽減しますように。