気虚、瘀血、痰湿・・・東洋医学を理解するための用語解説

最終更新: 2019年5月6日

前回は、ツボライフが採用している東洋医学的な体質診断についてご説明しました。体質診断とはつまり「弁証(べんしょう)」のことで、弁証によってその人の「証」(体質)がわかります。今回はその続きとして、ツボライフで表示された体質診断の結果をより深く理解するためのキーワードについて解説したいと思います。




カラダを構成する基本的な生理物質、気血津液精


気(き)血(けつ)津液(しんえき)精(せい)とは、人間が生きていくために欠かせない物質です。


とは、身体中に満ちていて生理活動の原動力となるエネルギーです。


とは、血脈を流れる赤い液体で、気の作用によってカラダを循環し、全身をくまなく滋養しています。


津液とは、体内における正常な水液の総称で、気や血とともに人体にとってなくてはならない物質です。津液は脈外をめぐって全身に分布していますが、一部の津液は血を構成しています。


とは、カラダの組織や器官を滋養し、気や血を化生する働きがあります。生命活動におけるもっとも基本的な物質です。




病態を表す6つのキーワード


気血津液精が理解できたら、続いて病態についてご説明します。


健康なカラダでは、気血津液精が正常に働いています。

気血津液精の状態がなんらかの理由により正常でなくなった状態が病態ということです。



気虚(ききょ):気が不足したり、気をひどく消耗したために起こる病態。

<おもな症状>倦怠感、無力感、めまい、息切れ、風邪を引きやすい、汗が止まらないなど


血虚(けっきょ):血の不足または全身の滋養作用が弱まっている病態。  

<おもな症状>顔面蒼白、動悸、不眠、物忘れ、しびれ、目のかすみ、爪の変形、無月経など


血瘀(けつお):血の運行が緩慢になったり、血が停滞して起こる病態。ちなみに、瘀血(おけつ)とは、滞った血のことで病理産物を指す。

<おもな症状>腫脹、シミ、色素沈着、月経痛、肌あれ


痰湿(たんしつ):津液は停滞したり凝集したりすると本来の生理作用ができなくなって、病理産物に変化してしまう。その病理産物を総称して痰湿といい、その形状やどこにたまるか(詰まるか)でさまざまな症状として現れる。慢性化しやすく治療期間も比較的長くなることが多い。

<おもな症状>

喘息、むくみ、咳、頭痛、食欲不振、皮膚疾患、運動障害、腫瘍など


陰虚(いんきょ):陰液(血・津液・精)の不足によって起こる病態。陰陽の関係は平衡が取れているのがよい状態だが、陰液が不足すると相対的に陽の力が増し、熱症状が現れる。

<おもな症状>

ほてり、のぼせ、痩せ、寝汗など(頭部や上半身に症状が出やすいのが特徴)


陽虚(ようきょ):人体における陽とは、気が臓腑を温めたり血などを推動する働きのこと。陽虚とはこうした気の作用が低下した状態で、相対的に陰が旺盛になるため冷えの症状が現れる。気の作用が低下しているという意味で、気虚の症状と共通する部分も多い。

<おもな症状>寒がり、四肢の冷え、腹痛、下痢、精神疲労、倦怠感、食欲不振、息切れ、汗が止まらないなど


参考文献:新版 東洋医学概論



以上6つは「証」(体質)を説明するときのキーワードにもなってきますが、ツボライフでは表示された結果を読むだけでも理解できるようにまとめてありますので、あまり難しく考えず、まずは体質診断にトライしてみてください。


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