都内ではインフルエンザの警報レベル超えが発表されました。
今年に入って患者が急増しているそうです。
インフルエンザ対策もこれからが本番! 今すぐできる予防法をまとめました。

①鼻呼吸&深呼吸
口を開けているとウイルスが遠慮なく入ってきてしまいます。
マスクをするのが安全ですが、マスクを外しているときはしっかり鼻呼吸を意識して口を閉じるようにしましょう。
わたしは肌が弱いのでガーゼマスクを愛用しています。
ガーゼマスクは基本的に使い捨てではなく、洗って再利用できます。手洗いで4~5回はOK。洗うとガーゼ感が出てややくたっとした感じになりますので、TPOに合わせて使うとよいかと思います。
鼻呼吸を意識するといっても、そもそも鼻が詰まりやすい季節でもあります。
鼻が詰まっていては自ずと口呼吸になってしまいますし、何より不愉快ですよね。ほんと。
小鼻の膨らみの横に迎香(げいこう)というツボがあります。
ここは鼻づまりに効きますので、人差し指や中指で鼻の奥に響かせるように、ゆっくり5秒くらい押し、ゆっくり戻すを数回繰り返してみてください。
鼻が通ってくるのがわかると思います。
いくらマスクをしても、鼻呼吸を心がけてもウイルスは口に侵入してきます。
歯磨きやうがいで口腔内を清潔に保ちましょう。
紅茶がインフルエンザウイルス対策に有効との研究結果もあるようです。
少し多めに紅茶を淹れておいて、うがいに使うのもよさそうですね。
紅茶のインフルエンザウイルス感染阻止力の研究について(三井農林研究プロジェクト)
東洋医学では、肺が弱ると風邪をひきやすくなると考えます。
一日に2~3回は深呼吸をして肺を鍛えましょう。
大きく胸を張ってめいっぱい鼻から息を吸い込み、口からゆっくり吐き出します。
起床時に行なうのがおすすめです。
②湿度を保つ
加湿器をしない状態でいると、部屋の湿度は20%を切ることもしばしば。
せめて寝るときだけでも加湿器を入れて湿度を50~60%くらいに保ちたいですね。
飲み物で喉を潤す場合、水分が過剰になることもあります。
喉を湿らせる程度にして飲み過ぎにご注意ください。
③カラダを温める
寒くてぶるぶる震えているような状態って、いかにも風邪をひきそうですよね。
カラダが冷えると免疫力が下がります。
カラダを温めるツボといえば、関元(かんげん)。
おへそから、指4本分の幅下がったところにあります。
ここをカイロで温めておくと全身が温まってきます。
胃腸が弱い人、下痢気味の人、お腹が冷えている人は、おへその上にカイロを当ててもいいです。
おへそは神闕(しんけつ)というツボで、胃腸の要穴です。
冷えると生理痛や腰痛が悪化するという人は、お尻の上の仙骨あたりを温めるといいでしょう。仙骨部は八髎穴(はちりょうけつ)といって、婦人科疾患の要穴です。
首の後ろあたりがぞくぞくして寒気がするという人は、風邪の引き始めかも。
両肩の間、背中の上部中央にある大椎(だいつい)を温めてください。
うつむいたときに現れる骨のでっぱりの下がツボの位置ですが、そのへんを目安にカイロを当てておけば大丈夫です。ドライヤーで温めてもいいですよ。
④温かい食事
カラダのためにと朝から冷たいヨーグルトやスムージーを摂っている方もいらっしゃるかもしれませんが、いまの時期はカラダを冷やしすぎるので控えたほうがいいでしょう。
外側からだけでなく、カラダの内側からもしっかりと温めてあげることが大切です。
ただし、生姜やシナモンなど温性に偏った食事を摂りすぎるのもカラダが余分な熱を持ってしまうのでおすすめできません。
自分のカラダの声に耳をすませて、寒いなら温かいものを、ほてりがあったり、熱がこもっているように感じるなら、りんごやいちごなど旬の涼性のくだものを食べ寒熱のバランスをとりましょう。
旬の食材を適度に取り入れていれば、大きくバランスを崩すことはありません。
逆に一年を通して同じものを食べ続けているほうが問題。
湿度、気温、気圧など環境は季節によって大きく変化しているのですから、食生活も変わって当然です。
寒く乾燥する時期におすすめなのはやはり鍋。
旬の野菜の白菜、ネギ、大根、春菊、せり、小松菜、ほうれん草などとお好みの肉や魚、豆腐などを入れてあっという間に完成!
にんにく、生姜も入れれば、風味も風邪予防効果もアップして一石二鳥です。
手軽にバランスのよい食事ができて本当に助かります。
⑤睡眠時間をしっかり確保
人生で一番風邪を引いていたのは、長男の夜泣きで寝れない日々が続いていたときでした。
2週間に一度は風邪を引いていました。
治ったと思ったら、また引くの繰り返し・・・辛かったです。
上記①~④をすべて実践したとしても、不眠、寝不足ではどうにもなりません。
しっかり寝て、休息をとることが何よりも大切です。
スムースな眠りのためには
・スマホ、PCは寝る1時間以上前にシャットアウト
・白熱灯の明かり、間接照明などを利用して薄暗い環境で寝るまでの数時間を過ごす
・深酒は睡眠を浅くするのでNG
・寝る3時間前までに夕食をすませる(胃腸を休ませるために夜の食事は軽めに)
・熱すぎるお風呂は交感神経を優位にするのでNG(39~40度くらいのぬるめのお湯で10~20分程度でじんわりカラダを温める)
などを意識するといいですよ。
仕事や勉強で忙しかったり、家族がいたりするとできないことも多いですが、あまり神経質にならず、早めに寝ること、睡眠時間を確保することだけを最優先してみてください。
子供には宿題が終わっていなくても、明日の準備ができていなくても、寝る時間がきたら、「もう寝よう」と言います。
カラダのほうが大切ですからね。
大人も同じ。
一日頑張ったカラダをしっかり休ませてあげましょう。
急がば回れ。
結局そのほうが万事うまくいく気がします。