お灸で夏バテを吹き飛ばそう

朝晩だいぶ過ごしやすくなってきましたね。日中もそれほど気温が上がらず、何より湿度が下がってムシムシ感が減ったのがありがたいです。


季節は確実に秋に向かっていると感じる今日このごろですが、暑さはだいぶ楽になってきたはずなのに、食欲が出ない、お腹の調子がいまいち、むくみやすい、だるさが抜けないといった症状にお悩みの方が多いようです。それは夏の疲れが出てきているせい。今回はそんな夏バテ症状に効果的なツボ、その中でもとくにお灸が効くツボをご紹介します。


夏にお灸で養生しておくと、季節の変わり目で自律神経が乱れやすい秋や寒い冬も元気に過ごせるといいます。ぜひ、セルフケアにお灸をご活用ください。


ツボをご紹介する前に質問です。


夏に一番ダメージを受けている内臓はずばりどこでしょう?


夏といえば、ビール、ジュース、かき氷、アイスクリーム・・・

そう、冷たい物を食べる機会が他の季節より格段に増えますよね。


内臓は冷やされると機能が低下していきますから、もっとも冷やされる消化器系のダメージが大きくなります。さらに、日本の夏は湿度が高いですが、この湿も胃腸の働きを鈍らせます


湿冷たい物の飲食でダブルパンチを受けた胃腸が「もう疲れた~」と言っているのが夏バテ。ですから、食欲不振や便秘、下痢といった消化器系の不調が多く出てくるのです。


というわけで今回は、東洋医学でいうところの健脾益気(けんぴえっき)、胃腸を元気にするツボをご紹介していきます。




①足三里

食欲がわかない、だるくて元気が出ないという方はこのツボ




膝のお皿の下辺から指4本分の幅だけ下の高さで外側に指をすべらせて凹んだところ




②陰陵泉

とくに下半身がむくむという方はこのツボ




内くるぶしから上に伸びている骨の内側をなぞって、ひざの近くまで上がっていき、指が止まるところ




③太白

クーラーにあたると足先が冷える、お腹がゴロゴロ鳴るという方はこのツボ




足の親指の付け根にある骨のすぐ下の凹んだところ




④天枢

下痢、便秘などの症状がある方はこのツボ




おへその中央から左右に指幅3本分のところ




⑤三陰交

貧血、生理不順、生理痛やPMSがある女性はこのツボ




内くるぶしから指4本分の幅上がった高さで骨の際の凹んだところ




お灸をするときの注意点

セルフケアでお灸をするときに大事なのは、熱いなと思ったらすぐに外すということ。


心地よい温かさを感じれば血流はよくなってきています。その心地よい温かさから熱いに変わったら血流が改善しました!というサインです。と同時に「やけどになりますよ」という注意喚起でもありますので、我慢せずにお灸を取り外しましょう。


外すときには必ずで。

熱くて持ちにくい場合は濡れ布巾などで手を湿らせるといいですよ。

皮膚に付着している台座部分をねじりながら取ると剥がれやすくなります




お灸、何を使ったらいい?

先日、せんねん灸セルフケアサポーターの講習を受けてきました。


せんねん灸には数多くの商品ラインナップがあって、お灸の熱さもごく弱いものからかなり強いものまでさまざま。煙が出ないお灸や火を使わないお灸なんていうのもあります。


いろいろあって便利なのですが、逆に商品がありすぎて選びきれない、という方もいらっしゃると思いますので、用途別のおすすめ商品をご紹介したいと思います。



①せんねん灸オフソフトきゅう竹生島

わたしがいつも使っているのがこれ。

薬局でも取り扱いのあるせんねん灸の定番中の定番。

中でも温熱のマイルドなほうです。

うちは子どもにもこれを使っています。





②はじめてのお灸moxa

肌に当たる部分に和紙が使われることで皮膚表面の余分な水分を取り除き、低温やけどなどの肌トラブルを防ぐ肌にやさしいお灸。香りは、香木、緑茶、くだもの、はなの4種類。どれもリラックスできるいい香りですが、わたしのおすすめは「くだもの」です。








③せんねん灸の奇跡ソフト

もぐさを炭化することで煙を出さないようにしたお灸。マンションなどで部屋を締め切った状態でも使えます。炭化していない一般的なせんねん灸の温熱時間は5分程度ですが、炭化した奇跡シリーズは7分ほど持ちます。





④火を使わないお灸 太陽

火を使わないのでニオイがなく衣服の下でも使えます。オフィスの冷房がつらいと感じている方や子育て中のママ、生理中の女性におすすめ。肌に直接貼るので温熱は弱めですが、低温やけどすることもありますので最初は30分を目安に使ってみて、熱いなと思ったらもっと短い時間でも取り外して別のところに貼ってみてください。また、寝ている間ずっと装着するのもよくありません。必ず就寝前には取り外しましょう。




お灸は熱い、あとが残りそうで怖い、煙が出て匂いがつくのが嫌などネガティブに思っていらっしゃる方も、ご自分に合ったものがみつかれば、お灸に対するイメージが180度変わると思います。